「しつけは叱っていい」なんて言っていいの?とビックリされたかもしれません。
楽助の方針は、褒めることは大切ですが叱ることも必要だと考えています。だから何でもかんでも叱ってしつけるということではないです。
そして、叱る場合も犬の性格を把握していることと、時期が重要です。
時期とは何かと言うと、
①飼い主と犬の信頼関係を築く期間。それと、②トレーニングの中期以降です。
① お互いの信頼関係が築けるまでは叱らない方がいいですが、関係が構築されたら多少と言わずかなり叱っても関係が崩れることはないでしょう。
ちなみに、かなり叱っても大丈夫な理由は、飼い主さんの厳しいと思う叱りは、厳しくトレーニングをやってきた私からすればまだまだやさしいので(笑)
とはいえ、叱らないで済むなら叱らない方がいいですし、叱るにしても最初は軽めから始めて下さいね。
信頼関係は仔犬の場合なら家に来て1週間もあればとりあえず築けると思います。そこからトレーニングを少しずつ開始して、小さい失敗を繰り返しつつ関係をさらに築いていきます。
② トレーニングの初期は成功体験を積んで学習する時です。
この時に叱ってしまうと犬が委縮してしまったり、こちらの教えたいこととは違う行動をとってしまったりと悪い方向に進んでしまう可能性があります。
トレーニングの初期は、飼い主の忍耐と努力の時期です。犬を叱らず、叱らないで犬が学習できるように工夫して取り組む必要があります。
叱っていいのは、トレーニングの中期以降。もうこれ理解しているけどやらないとか、ワザと違うことやるなどの確信犯的な場合は叱っていいと思います。
叱ることで犬にこれは違うよと意思表示することも大切です。
例えば、トイレトレーニングである程度トイレの場所を覚えてきた頃に、飼い主の気を引きたくてわざとトイレ以外の場所で排泄しているのでは?と思う失敗が目立つようになってきた場合は現行犯で軽く叱っていいと思います。その代わりちゃんとトイレの場所で排泄した時は褒めることもお忘れなく。
散歩中の拾い食いは、拾い食いするたびに毎回叱って下さい。叱って叱って叱って・・・犬が物への誘惑よりも飼い主の叱り(根気)が上回れば拾い食いを躊躇するようになります。
仔犬(赤ちゃん)だから叱るのは可哀そうで叱れないとか、叱るのはよくないと参考書にあったなど、叱ることを躊躇している方がいらっしゃいますが、
私は叱っていいと考えています。
でも、どうやって叱るのか、どの程度の強さで叱るのか、分からないし、やっていいのかな?と探り探りで悩んでしまいがちです。
そんな時は悩んでないで、実際にトレーナーと一緒にトレーニングをすることをお勧めします。
実践で見てもらうと、こんなものかと要領が分かります。
さぁ、一緒にトレーニングしましょう。悩んでいる方も悩んでなくてもトレーナーを上手に活用しちゃって下さい!
0コメント