飼主さんたちのお話を聞いていると、トレーナーとしてやさしいなぁ、
甘やかしているなぁと思ってしまう部分が多々あります。
その部分を変えたら犬がすぐに変わるのになぁと毎回思ってしまいます。
その部分とは愛情(スキンシップ)です。
愛情は必要ですが、過度の愛情は犬のしつけをダメにします(笑)
例えば、
・サークルに犬がいて、クンクン寂しそうに鳴いているので声を掛けて応えてしまう
→要求吠えの原因
・甘咬みを(叱ってしつける場合)仔犬に遠慮して厳しく叱らない
→甘咬みが直らない
・留守番が長いから家にいる間はサークルから出して自由にしてあげたい
→トイレ・イタズラ噛みのしつけが進まない
・寝てるかな?何してるかな?と気になって犬の様子を見に行ってしまう
→犬も飼主さんが来るのを求めて待ってしまう
犬と接する時は、事務的に接するぐらいが丁度いいです。
・犬がクンクン寂しそうに鳴いていても、側にはいるけど声は掛けない。
・甘咬みは無感情で遠慮なく叱る
・サークルに入っている時間が長いからと可哀想と思わない。
・仔犬がサークルで悪さしてないかな?と様子を見に行くのは必要ですが、
静かにしているならわざわざ様子を見に行かない。
適度な距離感を保ちつつしつけが順調に進み・・・、
・サークルで静かに寝ていたり、ひとりで遊んでいられるようになる。
・甘咬みしても叱るとすぐ止めるようになる。
・トイレも覚えてきて粗相する心配がなくなってきた、
イタズラ噛みもむやみやたらとしなくなってきた。
となってきたら、サークルから出て犬も自由になる時間が増えるし、
甘咬みしないから犬を触る機会も増えるので愛情かけ放題です。
しつけが進んで、お互いがいい関係になればいくらでも愛情はかけてあげられるので、
それまでは愛情は、なるべくおあずけでお願いします。
※愛情は控えめがいいですが、
犬と遊ぶ、トイレに成功したので褒めるなどの時は、しっかり愛情をかけてあげて下さい。
悪さをしたので叱る時などは(愛情はどこかに置いておいて)、事務的に接するぐらいが調度いいです。褒めるときと叱るときのメリハリが大切です。
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