オスとしての部分は大人しくなるかもしれませんが、
性格自体は変わりません。だから、子供っぽくってワチャワチャしている犬の性格は
去勢をしてもワチャワチャは変わりません。
逆に去勢することによって子供帰りして一時的にワチャワチャが
パワーアップしてしまったなんてこともあります。
ちなみに、オスとしての部分も犬の性格や去勢した月齢により個人差がありますので、
期待した効果がまったくなかった・・・ということもあるかもしれません。
例えば、オスとしてメスを追いかける、メスにのりかかることを
経験してしまった犬は去勢をしてもその行動は直らないかもしれません。
もしかしたら、メスに出会ったり、メスにのりかかる機会がない早い月齢のうちに
去勢していたら違っていたかもしれません。
性格も大きな要素で、犬によって、メスにあまりガツガツアピールしない犬もいれば、
メス大好きでメスがいたらとにかくその仔を追いかけたい犬など、さまざまな性格の犬がいます。
もしかしたら、メス大好きな犬には去勢前と比べるとガツガツ度が減って
抑えやすくなったなどのある程度効果があるかもしれません。
オスの部分とザックリ言ってしまっていますが、
本能的な部分(所有欲、テリトリー意識、攻撃性など)、性格、性別、育った環境など
いろんな要素が絡み合って関係しているので、どこかと関連することで
ちょっと性格が丸くなるなんてのはあるのかもしれません。
結論としては、「去勢をしてみないとどうなるかは判らない」です。
性格的なものを期待しての去勢は(後でガッカリするかもしれないから)
しないでもらって、病気の予防とか、
仔犬を作る予定はないから念のためになどの目的で行うのはいいと思います。
そしてもしかしたらちょっとだけ期待するような効果
(マーキングの減少、メスに過剰に反応しないなど)も出たらいいな
ぐらいに思ってもらうのが丁度いいんじゃないかなぁと私は考えています。
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