愛犬が尿路結石になってしまい、今は改善しているものの、
「動物病院の処方食を食べているけど食いつき悪くて・・・」とか、
「病気は改善したけど予防ために食べた方がいいのかなぁ」などで尿路結石対策フードを探している方の相談を時々受けます。
心配な方は獣医と相談の上、療法食を食べ続けてもいいし、療法食は止めて市販の尿路結石をケアしたフードに代えてもいいと思います・・・。が、
私としては、普通の一般的なバランスの摂れたドッグフードとたっぷりの水を与えておけばいいのではないかと思います。
一般食で心配ならサプリメントで補ったり、定期的に尿検査をすれば安心です。
食事尿路結石の療法食は、尿のpHを酸性に傾けるためにマグネシウムが制限されているなどのミネラルの配合が調整されています。
私個人の意見ですが、療法食とはその病気を治す目的に成分が配合されているので、食事のバランスが偏っていると思っています(偏見も入っているかも(笑))
病気の時は集中的に治療するために療法食は必要だとは思いますが、完治したのなら偏ったバランスのフードを食べ続けるよりも一般的なバランスのフードに戻した方がいいと思っています。
それに、毎回バランスのいい食事を与える必要もないと思っています。
犬が狩りをして獲物を食べていた時代の食事が毎回バランスが摂れていたということもないですし、
食事内容で尿のpHも変動します。肉を食べすぎれば酸性に傾くし、野菜や大豆、果物が多く含まれているとアルカリ性に傾きます。
pH値は食事内容、食事した時間などで刻々と変動するので、トータルで弱酸性になっていれば問題ないのではと結構、楽天的に考えています。
尿路結石予防の考え方も人それぞれあると思いますが、私はバランスの摂れた食事と、しっかり水を飲ませていれば大丈夫と思っています。
たとえ結晶ができたとしても、水分たっぷりなら尿と一緒に排出されるし、尿の濃度も必要以上に濃くなることがありません。
それでも尿路結石になる時はなってしまうので、そうなったら早めに動物病院へ行きましょう。
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