犬同士のあいさつは、まずお互い鼻と鼻を突き合わせ匂いを嗅ぎます。
その後、お互いのお尻の匂いを嗅ぎあいます。
気が合えばそのまま遊びに発展したり、匂いを確認して納得したらお互い去る場合など、
犬によって行動が変わります。
人間は視覚が優れているので、目で見て相手の確認をしますが、犬は嗅覚が優れているので、
匂いで確認します。
個体識別の情報源が詰まっているところが肛門周りです。
ある程度は周囲の空気から漂う匂いで相手の情報は分かるとは思うのですが、情報をより多く得たいので、なるべく近くまで近寄って肛門の匂いを嗅ぎたいようです。
犬は人間に対しても同じように匂い嗅ぎを行うので、外出先だとちょっと気まずいかもしれませんが受け入れてあげて下さい(笑)
時々、私も初めましてのワンコさんにお尻の匂いをガッツリ嗅がれることがあるのですが、慣れると何の気にもなりません(笑)
お尻の匂いを嗅ぎあうという行動は、あいさつが慣れている犬は出来るのですが、
犬に慣れていない犬はお尻の匂いを嗅がれることを嫌がります。
匂いを嗅がれるという行為にも慣れていないし、心を許していない相手に自分の後ろに回られることを怖いと感じているのかもしれません。
これも、何回も経験するうちに少しずつお尻の匂いを嗅がれることに抵抗が無くなってきます。
ですので、仔犬のうちは上手に犬同士のあいさつが出来なくても大丈夫です。
そのかわり何度も犬に合って経験をたくさん積んでください。
毎日お散歩に行く、休日は犬とお出かけをするなど、仔犬のうちにたくさん外に出るようにして下さい。
人慣れ犬慣れしているワンコさんは、お出かけをたくさんしている犬が多いと感じます。
例えば、おじちゃん・おばあちゃんに朝・昼・夕・晩とお散歩に連れてもらっているワンコさんは外のお散歩姿に余裕を感じます。
夕方の散歩等で飼い主さん同士が集まって世間話なんかしていて、犬たちはそこで待たされている光景を目撃するのですが、犬たちもお互い距離を保ちつつ落ち着いています。
逆に、仕事が忙しくて、外に行くのは仕事が休みの週末だけというワンコさんは、外で興奮ぎみだったり緊張している様子が見て取れます。
(ただこの例も一例で、どんなに外に連れ出しても外に対して緊張する仔もいれば、外に全く出していないけどお外が平気な犬もいるので、当てはまらないこともあります。)
毎日の生活の中で犬たちが交流できる機会をなるべく多く持てると、自然と犬慣れしてきます。
仔犬なら社会化のためにも、体調に気を付けつつ無理のない範囲でどんどん外出しましょう。
成犬でも遅いことはありません。時間はかかりますが、まずは外に出て無理せず少しづつ交流出来る機会を増やしましょう。
でも、別に犬同士、上手にあいさつ出来なくても全く問題ありません。
だって私の主観としては、愛犬の世界は飼い主さんとその周囲が毎日平穏であれば幸せであろうという考えです。
「犬同士で上手にあいさつが出来るといいけど、出来なくてもまぁいいか」ぐらいの気持ちで取り組んでもらうのが私のオススメな考え方です。
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