ごはんをすごい勢いで完食して、物足りなさそうにしている。さらにオヤツも欲しがるワンコさん。飼い主さんが足りているのかな?と思ってしまうのも無理はありません。
実際そういうワンコさんは、1回のごはんの量は少ないと思っているでしょう。
というのも、犬の胃袋が大きいからです。
狼を祖先として生きていた時代は、犬は狩りをして食料を得ていました。
狩りは毎回成功するとは限りません。失敗すればその日の食事はゼロです。
だから狩りに成功したときに食いだめができるように胃袋が大きくなりました。
もし、愛犬にお腹いっぱい満足するまで食べさせたいと思われたとしたら、
犬が食べるだけ与えてもいいですが、そのかわり2~3日ぐらいは(水は与えて)絶食させて下さい。
毎日犬が食べたいだけフードを与えていたらすぐに肥満になってしまいます。
肥満はいろいろな病気の元にもなるので、適正な体型を維持させることは飼い主の役目です。
では適正な体型はというと、『犬の肥満度チェック』等で検索してもらうとイラストが出てきますのでそちらを参考にして下さい。
自分で判断する場合のざっくりな目安ですが、犬の体を上から見てくびれがあるか、触ってみて肋骨が皮一枚挟んで触れるようであればちょうどいい体型だと思います。
一番確実なのは、獣医さんに診てもらって、うちの仔の適正体重を覚えておくことです。
※うちの仔の適正体重というところが大切です。犬種別の体重標準を基準に考えないで下さい。犬種によっても個体差があり、大きい小さい以外にも骨格がしっかりしているなどの要素で体重は変わってきます。犬種標準はあくまでも目安であってうちの仔の適正体重ではないのです。
そんな訳で食いしん坊なワンコさんは、ごはんを食べても物足りない状態です。
朝から晩までお腹が減っている状態ですが、その状態が普通の状態だと思って飼い主さんが接してあげて下さい。
「この仔いつもお腹減らしているのよね~」と思えば、愛犬のオヤツおねだり攻撃も罪悪感なく退けられると思います。
0コメント