散歩で立ち止まることが少なくなってきたら

外の環境になれてきて、スタスタ歩けるようになり立ち止まっても数秒固まればまた歩き出すようになってきたら次の段階に入ります。

今までは怖がる犬を外の環境に慣らすために犬のペースに人が合わせて動いていましたが、犬がスタスタ歩けるようになったのなら励ましとやさしさはもういりません。

次の段階は、人が主導権を持って散歩の舵取りをしていきます。

とはいえ、急に散歩の基本形のような型にはめるのはまだ早いので、コントロールされることや自分(犬)の自由で動けないこともあるということを少しずつ教えていきます。


犬にコントロールされることを意識させる

犬を人間の左側だけを歩かせるようにします。
(右側で歩かせたい場合は左を右に置き換えて読んで下さい)

イメージとしては、人間の中心から前後に線を出して、その線から左側が犬の動き回っていいゾーンです。

犬を左側で歩かせている時に犬が好きな方向に行こうと飼い主を横切って右側に行く場合は、飼い主もリードを強く引き返して犬を左側へ戻して下さい。

左側と決めたら、左側をつらぬきます。

(※道路状況により犬を人間の左側よりも右側を歩かせた方が安全な場合もあります。私としては、左側・右側両方対応できるようにしておくといいと思います。

その場合は、今は左側に犬を付けて歩くと決めたら必ず左だけを歩かせて下さい。そして人間の意思で犬を右側に切り替えたら、徹底して右側だけを歩かせて下さい。)


トレーニングなんてしなくても、犬の好きに歩かせてもいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、大型犬はもちろん絶対必要ですが、小型犬もやっておいた方がいいです。

早いうちにコントロールを入れてしまえば、早い段階で楽にお散歩を楽しめるようになります。

逆にトレーニングせずに犬の好きにさせてしまうと、右に左にフラフラ動くので犬を踏みそうになったり、グイグイ引っ張って歩かれて、のんびり楽しい散歩は出来ないかもしれません。

だからこそ、今のうちからコントロールされることに慣らしていきます。

そして飼主が散歩の主導権を握ることは、お互いの関係性を犬に認知させることに繋がり、しつけを進める上で散歩のトレーニングをすることはとても重要なのです。

楽助

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