しつけは何歳からでもできる

「しつけは早い月齢から始めた方がいい」と言うのはみなさんご存知だと思いますが、

何の目的のために早い月齢から始めるのでしょうか?

それは、「社会化」のためです。

オスワリなどの号令を早いうちから頑張ってトレーニングすることではないのです。(余裕があればやってもいいけど)


しつけの優先順位は、

1.トイレトレーニングと日常生活でのしつけ(噛み・吠え)

2.社会化

3.号令などのトレーニング

何だったら犬を外に出せるなら2.の社会化は1.と同じ順番でもいいぐらいです。

(これは仔犬だけのことではなく、1歳以上の犬を迎えた場合でも同じです)


しつけ教室をしていると、「うちの仔もうすぐ1歳になるけど、まだ間に合うかな?」など質問されることがあります。

「何をおっしゃいますか、これからじゃないですか」と思います。

なぜなら我が家には7歳の頃にお迎えした犬がいます。

7歳からのトレーニングスタートでしたが、トイレも号令も覚えてくれました。

しつけは何歳からでも可能なのです。


7歳の我が家の犬の話だけでは説得力に欠ける時は、盲導犬のお力をお借りします。

盲導犬になる道のりは、仔犬の頃にパピーウォーカーさんに育てられ、

1歳になるとトレーニングセンターに候補犬たちが集められて本格的なトレーニングが始まります。

「1歳からがトレーニングの本番なのです!」と。


仔犬は体調をすぐ崩します。病気療養のためしつけが出来ずスタートが遅れてしまったり、しつけが行き詰まり順調に進んでないことに不安になることもあるでしょう。

焦らなくても大丈夫。1歳になろうが、2歳になろがしつけが手遅れになることはないのです。逆に開き直ってゆっくりじっくりやり続けてやる!ぐらいが調度いいかもしれませんよ。

しつけることに遅いことはありません。
いくつになっても根気よく続けていくことのみです。

楽助

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