しつけとは、犬と人間がお互いにストレスなく暮らしていくために必要なことだと考えています。
犬が人間社会で暮らしていくために、人間のルールに従うことを教えていきます。
犬はきちんと理解して受け入れることができる生き物ですが、
それを根気よく犬が理解するまで教えることが必要です。
しかし、生きものだから犬だって自分(自我)というものがあり、
自分の要求を通そうとします。
そこを人間側も理解した上で、犬のために
我慢させた方がいいところは我慢させることを教えていきます。
はじめのうちは犬も受け入れることに抵抗しますが、
要求を通させない飼主さんの一貫した姿勢を見て、次第に受け入れるようになっていくのです。
ちょっと話が飛びますが、昔見たテレビ番組でドイツの犬の特集をしていました。
そこである人がしつけとは、「躾けることで犬に最大限の自由をあたえること」
と言っていました。
これを聞いたとき、目からうろこが落ちたというか、衝撃を受けました。
今までの私は、人間社会に適応するため(他の人に迷惑を掛けないため)にしつけは必要であると窮屈な考えでしたが、
犬が自由に過ごすためにしつけがある。なんてっ!
犬を人の所有物として考えるのではなく、犬の人権ならぬ犬権を尊重した考えなんてっ!
と、井戸から這い出たカエルのような気分でした。
しつけした犬は、
どこにでも連れていけるし、イタズラや粗相をしないから
サークルに閉じ込める必要もなく、家を自由に動き回ることができます。
逆にしつけがきちんとできてないと、連れていくのが大変だからと
一緒に外出することもなく、イタズラや粗相が心配で
留守中はサークルに入れられて自由を制限されているかもしれません(サークルに入っている方が落ち着く場合もあるので一概にそうとも言えませんが)
ですから、仔犬が成犬になったときに最大限の自由を与えてあげられるように、
今は、しつけで不自由な思いをいっぱいさせてください。
そしてそれを、申し訳ないなぁと思わず、徹底して行うことが大切です。
でも、本当にこれでいいのかな?と悩んでしまうこともあると思います。
そう思ったときは、悩むよりしつけ教室です!
悩みながらやるのはしつけの失敗に繋がり、時間の無駄になりかねません。
プロに相談して悩みを解消して、スムーズに進めましょう!
愛犬の将来の可能性を広げ、お互いがもっと幸せに暮らせるためにしつけって大切ですね。
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