犬のテンションをコントロールする」のお話をしました。
犬のテンションを上げるのはかなりエネルギーが必要になります。
形だけでの褒めは犬の心を動かすことはできません。
人が一生懸命励まし心から喜んであげることで伝わります。
例えばスポーツ選手だと、競技が始まる前に精神統一や、モチベーションを
コントロールしてる姿を見かけます。気持ち1つで結果って大きく変わると思います。
犬のトレーニングも同じです。
犬のモチベーションも大事ですが、コントロールする人間のモチベーションももっと大事になります。
トレーニングは毎日続けることが大切ですが、忙しい毎日でそんな余裕がなかったり、
気がのらないとき、体調が悪いときなどあると思います。
そんな時に無理して犬のトレーニングをすると失敗を繰り返しやすくなり、
トレーニングの進みを後退させてしまって逆効果になる場合もあります。
だから、気がのらないときは無理にトレーニングするよりも、お休みしちゃうことも必要だと思います。
しつけ教室でもよくお客さんに、「無理しない程度にトレーニングして下さい。
出来ない時はトレーニングをお休みして下さい。無理して頑張るより、
できるときにできることをやって、継続していくことが大切です。」
とお話しています。
トレーナーは「今日は気がのらないからトレーニングお休みしまーす」
なんていうことはできないので、気持ちを落ち着かせたり
体を動かして気持ちを高ぶらせたりして気持ちを作ります。
私の修業先にいるトリマーさんは、コーヒーを飲んで
すっと気持ちを落ち着かせてからカットにとりかかっていました。
私もそれを見習ってか、コーヒーを飲んだりちょっとほっとする時間を1分でも30秒でも作り、
一呼吸してから取り組んでいます。
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