犬の長所は、感度の高い嗅覚です。人の1億倍まで感知できるといわれています。
そして訓練された犬は、ハンドラー(指示する人)の指示に的確に従います。
犬が人のために行っている仕事はたくさんありますが、
警察犬、麻薬探知犬、検疫探知犬などはこの代表だと思います。
警察犬は、警察が所有し使役する直轄警察犬と、
民間の警察犬訓練所で訓練され試験に合格した嘱託警察犬がいます。
直轄警察犬は犯人の追跡や、犯人に立ち向かうなど危険を伴う仕事を行います。
嘱託警察犬は、行方不明者の捜索など直轄犬より危険度の低い仕事を行うことが多いようです。
直轄警察犬を管理しているのは、「鑑識課」の「警察犬係」です。
シェパード、ラブラドール・レトリバーが多く活躍しています。
嘱託警察犬は、普段は家庭犬として過ごし、依頼があると出動します。
最近では、プードルやチワワ、ダックスフンド、柴犬なども嘱託警察犬として活躍しています。
麻薬探知犬は、国内に麻薬類が入ってこないように、
空港や港、国際郵便局などで荷物の中に隠している麻薬を探し出すのが仕事です。
麻薬探知犬を管理しているのは、税関(財務省)で、シェパード、ラブラドールが使われています。
検疫探知犬は、空港などで、手荷物の中から
動植物検疫の検査を必要とする肉製品、果物等を嗅ぎ分けてハンドラーに知らせます。
ビーグルが活躍しています。嗅覚にすぐれ、食べ物への執着が強く、小型で見た目がかわいいので、空港などの人混みでも旅行客に恐怖を感じさせないところが向いているようです。
検疫探知犬は、動植物検疫所(農林水産省)の所属になります。
ハンドラーの判断と犬の能力どちらが欠けても成り立たない仕事です。
人と犬がお互いを尊重し、協力して物事を解決する姿はとても素晴らしいですね。
(仕事をする犬の写真がないので、休んでいるうちの犬の写真を載せてみました。)
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