水を少量しか飲まないと心配になります。
水を少量しか飲まなくても、便がいい状態で健康に問題なければ心配する必要はありません。
こちらが少量と思っていても本人的には足りているのかもしれません。
便秘ぎみの犬、膀胱炎や尿路結石など泌尿器系の病気になりやすい犬などは
水をたくさん飲んで欲しいところです。
愛犬が水を飲まない理由はいろいろあります。
私の見解としては、犬の好みによるところが大きいのではと思っています。
うちの仔の嗜好性を探ってみるといいかもしれません。
犬が水を飲まない理由として、
・水道水のカルキ臭が苦手
・水の温度の好み(冷たい水が好き、ぬるいのが好きなど)
・常に新鮮で流れている水が好き
・器の好み、飲む位置
・味がない
カルキ臭対策としては、
一度沸騰させてカルキを抜く
水を汲み置く
浄水器の水を使う
ペットボトルに直接入れるタイプの浄水フィルターなどを利用する
ペット用の水を買って使う←※ペット用であって、ミネラルウォーターではないです
我が家はペットボトル数本を災害時用のストックも兼ねて汲み置きをしています。
ペットボトルに水道水を8分目まで入れて2日放置すればカルキ抜き完了なので手間いらずです。
※飲用水として利用できるのは常温での保管だと3日、冷蔵庫で10日とのことです。
水の温度の好みとしては、常温の水より冷たい水を好む犬は多いです。夏場などは「うちの仔氷を舐めるのが好き」などの話をよく聞きます。ただし与えすぎると冷えの原因になりますので、あまり冷やしすぎない程度で与えてください。
常に新鮮な水を好む犬は、冷たい水も好きかもしれません。
水を置きっぱなしにしているなら、面倒くさいですが、1日数回こまめに交換するといいかもしれません。
機械音を怖がらなければ、循環式の自動給水器もあります。
器にも好みがあります。
プラスチック製、陶磁器はいいけど、アルミのキラキラしたのが嫌という場合もあります。
器の高さ、深さ、大きさにも好みがあるかもしれません。何個か器があるならいろいろ試してみるのがいいでしょう。
水を飲む高さによっても飲水量が影響するかもしれません。老犬の場合は首を下げて水を飲むのも一苦労な場合があります。その場合は飲みやすい高さに台などで高くしてあげて下さい。年齢、犬種にかぎらず高さがあると飲食しやすい犬もいますので、愛犬の飲食しやすい高さを見つけてあげるといいでしょう。
陶磁器の中には、水をまろやかにする効果のある「ヘルスウォーターボウル」という商品があります。カルキ臭対策、水の味がしない対策にもなりそうです。
水の味がしない場合、味を付けてあげるといいです。
ササミの煮汁などを香りづけとして水に少しだけ加えます。
食事の時にドッグフードがひたひたになるぐらい水を入れても愛犬が気にせず完食してくれるなら手軽にできてお勧めです。
カリカリのドッグフードより缶詰などのウエットフードは水分を多く含んでいるので、フードにトッピング(さらに水も少し追加)するのもいいでしょう。
ペットの水分補給として経口補水飲料などいろいろな種類のものが市販されていますので、
試してみるのもいいかもしれません。
持ち運びできるタイプは、外出先で水を飲ませたい場合に使えそうです。
試せるものは、何でも試してみることをお勧めします。
犬って、人間が考えている斜め上を行きます。人間の考えの枠には納まりません。
「これは無いよな」と思ったことが当てはまったりする場合もあります。
とりあえず、無駄かもしれないけどやってみて、検証して下さい。
当てはまればそれでいいし、当てはまらなかったら次のことを試して下さい。
いろいろやっているうちに、「これかもっ!」というのが出てくると思います。
0コメント