犬を飼いたいと検討している人へ、
選択肢を「ペットショップで仔犬を購入する」だけで考えないで下さい。
① 犬を探す選択肢
・ペットショップ
・ブリーダー(その犬種に特化して繁殖している業者や個人)
・里親になる
② 犬を育てられるかの選択肢
・家庭環境
・飼育者、育成者の年齢
・犬種(小型犬~大型犬、活動的か攻撃的でないかなど)
まず、考えないといけないのは、「①犬を探す」よりも「②犬を育てられるか」からです。
犬を迎い入れてから、こんなはずじゃなかったと後悔しても遅いのです。
だから犬のいい点は言わなくても分かっていることですが、
デメリットの方にしっかり目を向けて、うちは大丈夫と思ってから犬を探して下さい。
「こんなはずじゃなかった」の例として、
犬の体臭が思った以上に臭かった。毛があまりにも抜ける。
子供が動物アレルギーだと判明した。
吠える、咬む、しつけが思うようにいかない。
散歩が苦痛。
近所とのトラブル。
病気をした時の動物病院代がものすごく家計の負担になる。
犬の管理代(定期的な美容院代金)も予想以上に負担。
ペットショップの店員さんが大人しい仔ですと言っていたのに、めちゃくちゃヤンチャ。
などなど。
よく考えて検討してみたら「こんなははずじゃなかった」ではなく、
生き物だもの、当たり前のことなんですけどね。
犬を飼いたいと思ったら、
① 動物園や犬と触れ合えるところに行って獣の匂いは平気か、触ってアレルギー反応がでないかの確認
② 犬を飼っている人に犬の飼育にあたり悪いところを聞く
③ 災害時はどうするか
④ 自分が病気になったときはどうするか
⑤ 自分が死んだら(まだ見ぬ)この仔はどうなるのかと、考えてみる
⑥ もしご近所トラブルが起こった場合、引っ越しなど犬のためにできるだろうかと考えてみる
などなど、後ろ向きなことは考えだしたらきりがないですが、
とりあえず①と②ぐらいはやってから犬を飼うか検討しても遅くないと思います。
生き物を飼うということは、その仔の一生を引き受けることです。
十何年と一緒にいてくれる家族です。
慎重に考えて迎い入れて下さい。
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