ご飯前に吐いたり、ご飯を食べなくても心配しないで

1.ご飯前に吐く

犬は、人間と違いよく吐きます。吐きやすい構造をしているのと、餌を吐き戻して仔犬に与えることから吐き出すことは難しいものではないようです。

ご飯前に黄色の胃液と泡あわを吐くことがありますが、これはお腹が減ったからです。吐いたあとケロっと元気にしていれば問題ないです。

「お腹が空いているならすぐにごはんあげなきゃ」と心配する必要もありません。いつも通りの生活リズムで問題ないと思います。

毎日吐くようでしたら、ご飯の回数を増やす(1日2回を3回へ)か、オヤツ(間食)タイムを作る、ご飯の時間を変えてみる、といいかもしれません。


2.ご飯を食べない

ご飯食べなくても心配無用です(1日ぐらいなら)

ご飯を食べない理由として、

①お腹が減っていない、②食わず嫌い、③胃腸の調子が悪い日が時々訪れる

などがあります。

①お腹が減っていない

朝はご飯を食べない時があるが、昼近くになると食べたり、ひとしきり動くと食べる場合は今お腹減っていないから食べる気がない意思表示です。

朝は忙しくて散歩に行けない家庭もあるでしょうが、朝散歩に行くことをお勧めします。

軽く運動すると気持ちもお腹もスッキリして完食してくれるはずです。

②食わず嫌い

仔犬が元気にしていてご飯を食べない理由は、

「①のお腹が減っていない+ドッグフードの味に飽きたので食べる気がしない」です。

もし①の運動をさせることで解決するなら、ご飯前に散歩や散歩が難しいなら部屋でボール投げなどして遊んでください。

運動だけでは解決しない場合は、味に飽きたのでしょう。

しかし仔犬がご飯を食べないと心配になるのが飼主の心理です。そこでこれなら食べてくれるかな?と缶詰などをトッピングしてみたりしてしまうと・・・、食わず嫌いの犬の完成です。

仔犬が元気そうであれば、1食ぐらい無しで大丈夫です。5分ぐらい置いて食べないなら犬が見ている前で取り上げてしまいましょう。

(元気が無い場合は病気の可能性があるのですぐ動物病院へ)

犬が見ている前で容赦なく取り上げることで、ご飯は常にあるものではないんだよと危機意識を持たせます。次のご飯まで水以外は一切与えません。

そうすれば、根性のない仔は次はしぶしぶでも食べてくれるはずです。

ちょっと根性のある仔は1日食べないかもしれませんが、4~6か月齢でしたら1日食べなくてもたぶん大丈夫です。人間もそうですが、犬も1日ぐらい食べなくても死にはしないです。飼主が心を鬼して耐えられるかが問題ですが・・・。

その時に仔犬が嘔吐することもあるでしょうが、元気そうであれば心配ご無用。1.ご飯前に吐くを思い出して下さい。

それでもやっぱり可哀そうと思われた場合、試しにご飯を犬の前に出して様子を見てもいいと思います。食べたならそれでいいし、食べないならまたすぐ取り上げて次のご飯の時間まで与えません。

(3か月齢までは無理は禁物です。3ヶ月齢までの仔犬や病弱な犬の場合は食わず嫌いになってもいいので、まず犬が食べるものを食べさせる必要がありますが、これは今回とは別物の話で)

もっと根性のある犬は1日2日?もっとかな?頑として食べずにフラフラになり動物病院で点滴を受けたことがあると飼い主さんに聞いたことがあります。

ここまで根性のある犬の場合は、その犬が食べるものを探したり、手作り食にしたり愛をもって苦労して下さい(笑)


③胃腸の調子が悪い日が時々訪れる

これは成犬になってからの話ですが、普段は食欲が旺盛なのに時々まったく食欲が無くなることがあります。我が家の犬がそれです。元気はあるのですが、その日はウンチも下痢ぎみになることが多く、お腹がギュルギュル鳴っているのが聞こえる時もあります。朝に症状が多く朝ごはん抜きにすると夕ご飯時には回復してご飯を完食してくれます。

知り合いの犬の場合だと、普段は食欲旺盛で毎回完食するのにある日突然食べない日があります。その仔の場合はご飯は食べないけど糸とか繊維を無性に食べたがってソワソワ落ち着かなくなりますが、そんな物を食べさせてはいけないので、繊維が出ている物(犬用のベッドなど)は撤去して放置しておくと1日で回復します。

そういえば先代の犬も無性に(猫草のような)草を食べたがる時がありました。普段は散歩で草の前を通っても見向きもしないのに、その日だけは一心不乱に草を食べ、その後吐いてました。吐くために草を求めていたようです。

野生の名残りでしょうか、犬は自分の体調が悪いと感じたら自分で草を食べたり、絶食して回復を待つすべを持っているのかもしれません。

犬の様子次第ですが、1日ぐらいなら食欲がなくても心配しなくて大丈夫だと思います。

が、心配で不安という方は獣医師に相談して下さい。その方が安心します。



草を食べさせていい?

毎回、目につく草を何でも食べてしまう場合は、草を食べさせるのを止めさせた方がいいかもしれません。たぶん食べることが楽しいだけの遊びになっています。

これを許してしまうと、拾い食いグセをつけてしまったり、草によっては中毒症状を引き起こす可能性もあります。

普段は食べないのに一時的に猫草のような先の尖った草などの特定の草を食べたがる場合は、体調の不調を改善しようとしているので食べさせてもいいと思います。

ただし、道端に生えている草の場合は一応危険性があることも考慮して下さい。

それは、殺虫剤が撒かれていたり、寄生虫の卵や、他の犬の糞尿も口にすることで中毒症状や感染症になるかもしれないことです。

田畑の側の草むら等は殺虫剤を撒く時期が分かればその時期は気を付けて下さい。

感染症は混合ワクチンの接種で予防できますし、寄生虫はもし出たとしても駆虫薬を飲めば解決するので、

飼主さんが嫌でなければ食べさせてもいいのではないかと。

心配で嫌な場合は、猫草を買ってくることをお勧めします。

楽助

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