犬、猫を飼う前にアレルギーのチェックを

犬を飼ってから家族にアレルギー症状が出たことで犬アレルギーと分かり、犬を知り合いに貰ってもらったという話を時々聞きます。(猫も然り)
愛情が芽生えたところで分かれなければならないのは、人も犬・猫も辛いことです。

そうなることを避けるために家族全員で犬猫のアレルギーがないかチェクしておくことをお勧めします。
病院で検査できますし、犬・猫を飼っている知人のお宅に行くなどして犬、猫と触れ合える機会があれば触れ合っておくことをお勧めします。


アレルギー症状としては、
軽度の場合、くしゃみや鼻水が出る。目が痒くなる、腫れる、充血する。皮膚の湿疹など。
重度の場合は、下痢や嘔吐、呼吸困難になれば命の危険性も出てきます。

個人的な感想ですが、犬アレルギーよりも猫アレルギーになる人の方が多く感じます。それもそのはず、5人に1人は猫アレルギーになっているんだとか。
知人にも猫を飼いたかったけど、犬はアレルギー大丈夫だからと犬を飼っている方がいます。


軽度であれば、アレルギーがあっても工夫して一緒に暮らしていくことは可能です。
部屋の住み分けや空気清浄機を付けたり、ブラッシングをこまめに行い清潔にして、部屋の掃除もこまめに行うなどです。

他には、アレルギーが出にくい犬種、猫種を家に迎えるのも選択の一つです。


アレルギーが出にくい犬種
カット犬種が比較的アレルギーが出にくいと言われています。

犬には被毛が換毛期に抜けて生え変わる犬種と被毛はほとんど抜けないが伸び続けるのでカットして手入れをする必要のある犬種があり、後者をカット犬種と呼びます。
カット犬種は、プードル、テリア種(ヨークシャーテリア等)、マルチーズ、シーズー等。



アレルギーが出にくい猫種
猫の場合は、被毛が無いか短い、毛が抜けにくい等の身体的特長でアレルギーが出にくい猫種と、原因の根本からアレルギーが出にくい猫種といます。

身体的な特徴からアレルギーが出にくい猫種は、
オリエンタルショートヘア、コーニッシュレックス、デボンレックス、スフィンクス等。

原因の根本からアレルギーが出にくい猫種
アレルギーの原因となる抗原は、皮膚や唾液に含まれるFel d1、Fel d4というタンパク質です。アレルギー症状の出る人のほとんどがFel d1に反応を示します。
Fel d1の数値が低い猫はサイベリアンで206。ミックス猫は2001もあるそう。
バリニーズ、ロシアンブルーも数値が低いと言われています。


猫限定ですが、フードで猫アレルギーを軽減することも可能です。
鶏にFel d1を注射し、Fel d1に反応する抗体が作られ卵に移行します。この卵がキャットフードに使われ、そのキャットフードを食べた猫はFel d1が中和され保有量が4割近く減少するそうです。

開発段階の話ですが、
アレルギーを軽減するワクチンをスイスのチームが研究しているそうです。
合成用のウイルスとFel d1を結合させワクチン候補を作り猫に注射すると、
猫の体内でFel d1を異物とみなし、抗体を作ることでFel d1を減少させる仕組みだそうです。



犬猫アレルギーは工夫次第でなんとか付き合っていけることもありますので、
まずはアレルギーがあるかないか知っておくこといいですね。

楽助

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