オスワリができるようになったら、次はオスワリ+マテ(数秒)、
それができるようになったらオスワリ+マテ(数分)と少しずつレベルが上がっていくように、
トレーニングを進めるということは、トレーニングの難易度も上がるということです。
難易度が上がるということは、失敗する可能性も増えるということです。
トレーニングで大切なことは、成功体験の積み重ねです。
犬も叱られるより褒められることが好きです。そして、失敗すれば自信を無くします。
自信を無くすと、いつも出来ていたことも出来なくなります。
例えば、フセを最近覚えたところで、フセ+マテのトレーニングをやっていたとします。
マテの時間が今の犬のレベル以上に待たせてしまい、数回失敗を繰り返してしまった場合、
犬はフセさえも出来なくなってしまうことがあります。
この時、犬は混乱しています。これでいいのかな?
でもさっきフセしてたのに注意されたし・・・
どうしたらいいんだろう・・・。
こうなってしまうと、フセができなくなったり、
フセができても自信なさげにやったり、時間が掛ってしまったりすることもあります。
そんな時は、「基本にもどる」ことをお勧めします。
まずは、犬が確実にこれはできることを号令します。例えば、オスワリです。
オスワリと号令を出し、犬がいつもどおりできたら、やさしく褒めます。
これを何回も繰り返します。そうすると、犬も飼い主に褒められることで自信を取り戻します。
犬が自信を取り戻したところで、フセに挑戦です。
その時もフセを最初に教えた頃までもどることが大切です。
フセを教えるときにオヤツで丁寧に誘導した場合は、
丁寧過ぎるぐらいの誘導をしてフセを成功させてあげます。
これで成功できたら犬も自信を取り戻し、これでいいんだ!
と理解すると今までできたことがまたできるようになります。
トレーニングで大切なことは、
「失敗を(なるべく)させない」
「成功を積み重ねていく」
「困ったら基本までもどる」ことです。
0コメント