号令を教える時に役立つのがオヤツやオモチャです。
声かけや愛撫も褒めなのですが、普段からスキンシップで慣れてしまっている犬も多く、ご褒美としての効果は薄れてしまうことが多いです。そこで明らかに褒められることが分かるアイテムとして、オヤツやオモチャを使います。
ただしこれはあくまで誘導に使ったり、確実に号令を覚えるまでのご褒美として使うものですので、いづれは少しずつ与える回数を減らしていきます。
注意点は、犬に気付かれないように上手にご褒美を減らしていくことです。
よくやりがちなパターンが、号令を覚えたからとすぐオヤツなしで何回も号令を掛けてしまうことです。それをやってしまうと、始めのうちは号令に従うのですが、何回もやるうちにあれ?っと、犬もオヤツがないことに気付いてしまいます。賢い犬は飼い主さんの手元を見てオヤツを持っているか持っていないか確認してから号令に従うようになってしまう場合もあります。
ではどうやって減らしていくのかというと、ポイントが2つあります。
1つめのは、褒め方の順番を変えることです。
新しいこと(号令)を教える時は、出来たことに対してすぐ「それが正解だよ」と犬に伝えるためにすぐオヤツを与えて褒めます。号令の練習は同じことを何度も繰り返すことです。例えば、オスワリしたらすぐオヤツを犬に与えます。犬が座ったらオヤツ。座ったらオヤツ。と繰り返すうちに座るとオヤツがもらえると犬が理解すると、号令を出したら反応よく座るとか、犬が自発的にオスワリするようになります。そうなったら犬が号令を理解した証です。
次のご褒美を減らす段階へ移行します。
号令を出して→犬が従ったら→オヤツを与えて→褒めるから、
号令を出して→犬が従ったら→(愛撫して)褒めてから→オヤツを与える、に褒める順番を変えます。
愛撫して(声掛けの褒めだけでも犬が喜ぶなら可)褒めてからオヤツを与えることで、ポイントその2がスムーズに進みます。
ポイントその2は、オヤツのご褒美を少しずつ無くしていくことです。間隔は、1か月ぐらいかけてとか、半年ぐらいかけて少しずつぐらいのイメージで行って下さい。
今までは1回の号令に1回ご褒美をあげていましたが、5回のうち1回あげない時を作ります。
オヤツをあげる、あげる、あげる、あげる、1回あげない※。
その次はあげる、またあげる、あげる、あげる、あげないと、ごまかしながらこれを続けます。
(※「1回あげない」と書きましたが、あげないのはオヤツだけで愛撫や声かけの褒めはあげてください。細かく書くと、愛撫の褒め+オヤツ、愛撫の褒め+オヤツ、愛撫の褒め+オヤツ、愛撫の褒め+オヤツ、愛撫の褒め(多め)+オヤツなし、となります。)
違和感なく慣れてきたら4回のうち1回あげない時を作り、これをしばらく続けます。
また自然な流れになってきたら3回のおうち1回あげない、さらに2回に1回あげないと上手にごまかしながら減らしていきます。
さらに減らして、あげない、あげない、1回あげる。と「オヤツがもらえないことの方が普通で時々もらえる」という流れに変えていきます。
私のようにレーニングが好きで毎日やりたいという人は、意識して減らしてみてください。なかなか忙しくて毎日トレーニングできないよという方は、無理してがんばる必要はありません。日常の中で少しずつ期間をかけてご褒美を減らしていけばいいので、ご褒美を毎回あげるけど気づいた時に時々オヤツなしにするだけでも自然と犬は理解していきます。
ポイントのおさらいです。
1. 褒める順番を変える
「オヤツ→褒める」から「褒めてから→オヤツ」のご褒美にする
2. オヤツを与える回数を少しずつ減らしていく
すみません、ポイント3つありました。
その3は、
号令を確実にできるようにするには、何回も練習することが大切です。
何回も練習すればご褒美を減らすタイミングも自然と掴めてきます。
号令は回数こなすのみです!
あせらず、ゆっくり期間をかけて進めていって下さい。
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