正月休みはしつけが崩れがち

正月は家族が勢ぞろい、しかもずっと家にいる。となると、愛犬と遊ぶ機会が多くなるのは想像に難くないです。
犬の飼主への依存度が強くなり要求吠えがエスカレートした、
長時間お部屋に一緒にいるのでお粗相が増えたなど、

休みが明けた後にしつけの崩れに気づくことが多いです。

休み明けの弊害が他にもあります。それは、愛犬の寂しさによるストレスです。

今までずーと一緒だった家族が休みが明けた途端に、いなくなるのです。

そのギャップはかなりストレスがかかるでしょう。
個体差はありますが、1日で回復する犬もいれば2~3日尾を引くワンコさんもいます。


「せっかく家にいるのだから」、「いつも留守番させてかまってあげられないからこの機会に」と、愛犬を積極的にかまってしまいそうになるところをぐっとこらえてみて下さい。

かまいすぎない、普段と同じぐらいの接触を心がけましょう。
一緒にいても犬と触れ合わずお互い何の接触も無く、ただ一緒の空間にいるだけが理想です。
留守番もいつもさせているのであれば、正月もいつもどおり留守番させましょう。
そして、休み明けの前日ぐらいは犬のストレス軽減のためにスキンシップも少なくしていきましょう。



愛犬へのスキンシップは少なくして欲しいのですが、

トレーニングで接触するのはせっかくの機会なので増やして欲しいです。

正月休みはいろいろな人に出会えるチャンスです。この機会を利用しない手はないです。

「でもうちの仔お粗相が心配で連れて行くのが不安・・」と思っている方、

オムツやクレートなどをうまく使えば何とかなります。

部屋に出す間は念のためオムツを着用させ、飼主が愛犬を見守れない時はクレートに入っていてもらいましょう。その時犬がこちらを気にしているようであればタオルなどをかけて目隠しして見えないようにしてあげるといいです。
できれば、事前にオムツに慣らす練習もしておくことをお勧めします。
クレートに犬を入れる時はオムツをつけたままだとビリビリに破かれる可能性があるので気を付けて下さい。


「うちの仔甘咬みがあるから親戚の子供を噛まないか心配」は、オヤツやリードを活用しましょう。子供に愛犬を触ってもらう時は部屋の中でも犬にリードを付けます。そして子供にオヤツを渡します。犬が子供の手からオヤツを食べたら、すかさず追加のオヤツを子供の手に置きます。わんこそば状態を数回繰り返すと犬も打ち解けてくるでしょう。

子供が犬を触っている間は愛犬の様子を注意して見守り、甘咬みしそうなら躊躇なくリードを引いて阻止します。

皆さんよく愛犬が人を咬まないか心配されるのですが、意外にも初めましての人には犬も遠慮して家族のように咬みにいかなかったりします。

たぶん大丈夫なので、試しに家族以外の人にどんどん触れ合わせましょう。念のため気をつけて犬を見ておくぐらいで大丈夫だと思います。


普段できない経験をさせるいい機会ではありますが、犬につきっきりになれる余裕がない場合は連れ出さず留守番させることをお勧めします。

無理をすると失敗が生じやすくなります。

準備万端で臨み、成功体験を掴みましょう。
事前に準備をし、本番を余裕を持って行えば、もし失敗したとしても最小限の失敗で終わることが出来ます。しつけに失敗はつきものですが、小さな失敗は次に繋がります。

大きな失敗はかなり凹みます。私も何度凹んだことか・・・。


親戚の家にあいさつに行く以外にも、練習の場はまだまだあります。
正月は河川敷や大きな広場で小さい子供と家族連れを目にする機会が多いです。
そんな景色を愛犬に見させるのも社会化勉強になります。
ぜひ普段見ない光景を見るために散歩に出かけて下さい。

しかももしかしたら、子供の方から愛犬を触りに来てくれるかもしれません。
そんな時もオヤツで仲良く作戦です。
もしくは愛犬がすでに怖がってしまってスキンシップが無理そうな場合は、逃げて体制を立て直すなど愛犬の様子を見ながら経験を積みましょう。


私の口癖ですが、「スキンシップよりもしつけ優先」で。

しつけが済んだらいくらでもスキンシップできますので。

楽助

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